エバンジェリスト紹介vol.4~ユーザーと開発者の「架け橋」となるデザインとは~
この度私たちは新サービス「SmartRelease U」のリリースとともに、心強いエバンジェリストの方々をお迎えしています。
今回ご紹介するのは大阪を中心に活動するUI / Webデザイナーである、深沢 幸治郎さんです。
デザインの専門家である深沢さんが、その専門性をどう活かそうとしているのか、その背景と未来像に迫っていきたいと思います。
深沢さんがインフラサービスに加わることで、一体どのような化学反応が起きるのでしょうか。
デザイナー視点も交えながら、SmartRelease Uの魅力や今後の期待についてお話を伺いました。
目次
インタビュイー紹介
インタビュイー紹介

水交デザインオフィス 代表
深沢 幸治郎 氏
大阪を中心に活動するUI / Webデザイナー。2009年に水交デザインオフィスを立ち上げ、数多くのWebサイト・Webアプリケーションの設計・デザイン・CMS実装に携わる。
2010年に日本最初期のコワーキングスペース「JUSO Coworking」を開業。2020年からはおもにUIデザインやデザインシステムの分野で設計・デザイン・ライティングを組織と協業中。
最近の趣味は DJ 🎼
ハウスミュージックのDJや、配信やメタバースでのDJも。
SmartRelease U とエバンジェリスト
SmartRelease Uは、制作会社で働く5000人の担当者の課題を聞き、そこから生まれたウェブツールです。
SmartRelease Uとは:https://smartrelease.cloud/
可能な限りユーザーの視点を開発に活かすためにも、多くの外部協力会社から直接声を聞いています。
深沢さんもその一人で、同時にSmartRelease Uに共感いただき、エバンジェリストとして広くメッセージを届けていただいています。
本インタビューでは、開発チームとユーザーをつなぐデザインを作りたい、そんな思いとともにSmartRelease Uを通じて挑戦していく深沢さんのお話をじっくりお伺いします。
UIデザインのプロフェッショナルがサーバーの世界へ?
本日はよろしくお願いいたします。
まず、普段どのようなお仕事をされているか教えていただいてもよろしいでしょうか?
普段は大阪を拠点に、UI/Webデザイナー、Webサイトやアプリケーションの設計部分が主なお仕事になります。
また、2010年ごろには日本初のコワーキングスペース「JUSO Coworking」を開設したり、何かを「デザインする」ことで様々な課題を解決してきました。
2020年頃からはUIデザインや、システムデザインの分野で設計からデザイン、そしてライティングまでを協業で行っています。
お仕事ではサーバーをあまり意識したことがない分野だったのですが、サーバー会社のサービスのエバンジェリストになるとは思っていませんでしたね。
深沢さんにお声掛けしたタイミングは、その他のエバンジェリストの皆さまにフィードバックをいただいたタイミングでしたね。
実はエバンジェリストの皆様に最初のプロトタイプをお見せした時、すでに社内からも少しUIがエンジニア目線になっていないか?という指摘をいただいていました。
実際にエバンジェリストの皆様からも多くのフィードバックがありましたがデザイン、UIについても指摘がありましたね。
一番はじめのデザインをみせていただいたときに感じたのは「開発者ならこれが一番楽なのかも・・・」と感じたのを覚えています。
すでにAWSなどで開発を行っているなら少し馴染みやすいものだったのかもしれないです。
ただ、今回お話をいただいた内容としては、フロントエンジニアの方や、ディレクターの方でもファイルのアップロードができるものを目指したいとのことでしたので、もう少しUIには工夫が必要かもしれないと感じたのも事実です。
システムを設計するときに、一方向の目線のシステムが出来上がりやすいですし、開発しながら毎日聞いているUIは、目が慣れてきますので、必然的にそれを変更するという案が中々出てこないものですよね。
SmartRelease Uもそんな状態じゃないかと思っていました。
インターフェイス部分で大きな課題がたくさんあった状態でした。
エバンジェリストの方々も、本音でぶつけてくれましたので、多くの課題点を見つけることができました!
その際に、SmartRelease Uを改善するためのポイントやお考えはどのような物があったのでしょうか?
そうですね。
システムの構造を理解しているエンジニアであれば、なぜそのデザイン構成になっているか直感的に理解ができるのですが、非エンジニアにとっては難しい状態でした。
ただ、今回のプロジェクトには「ユーザー」となる、「エバンジェリスト」の皆さまがいたのでユーザーの声として、エバンジェリストの皆さんの意見をデザインに落とし込めないかというところから考え始めました。
意見をデザインに落とし込む、言葉で聞く以上に大変な作業に感じますね。
SmartRelease Uにおいてはどのような点を意識して取り組まれているのでしょうか?
デザインというのは「使いやすいものを作る」「キレイなものを作る」ということだけではないと思っていて、ユーザーと開発者の「架け橋」となることもとても重要だと考えています。
架け橋になるため一番重要なのが「ユーザーの声」です。
参加しているエバンジェリストの皆さんは、SmartReleaseを使いお仕事をされていたり、登壇をしたりとまさにSmartReleaseのプロフェッショナルですよね。
ユーザーとしての経験が豊富なエバンジェリストの皆さんの声を聞きながら、サービス開発も盛りあげる。
そんな環境でデザインに携われることはとても幸せだなと思っています!

デザイナーとしてSmartRelease Uへ込めた思い
SmartRelease Uのここがすごい!や推しているポイントがあれば教えてください。
ポイントとしては、2つあります。
まず1つ目は「CPIだけでなく様々なサーバーで利用できるようになったこと」。
これは各サーバー会社の横断ができるという、今までなかったものなので一度体験してみてほしいなと思います。
2つ目は「ファイルを自動でバックアップし続けることができる安心感」ですね。
この「安心」は「アクシデントがあっても元に戻せる」と思える心理的な安全性を担保するための“デザイン”なんです。この「安心」という価値は、チーム全員の共通認識でした。
今後も開発陣・エバンジェリスト一同、絶えず「安心」を最重要の価値として念頭に置きながらデザイン・開発をしていこうと思っています!
確かにプロジェクトの中で「安心」というワードは何度も耳にしていたので、検討する際に必ず考えるようになっていました。
最後に、今後SmartRelease Uへ期待する点を教えてください!
SmartRelease Uを使って、テストサーバーの中でも作業ごとに領域を分けて複数人で作業をすることができないか議論しています。
非エンジニアの方も、デザイナーの方も、誰もが簡単に安全に複数の機能を並行してWebサイトをアップデートしたりできるようになることを期待しています!
それができるよう他のエバンジェリストの皆さんと協力して実現していきたいと思います。

技術とデザインの融合が創り出すこれからの価値
UI/Webデザインの専門家である深沢氏に、新サービス「SmartRelease U」のエバンジェリストとして、技術とデザインの融合が生み出す新たな価値について語っていただきました!
デザインのプロフェッショナルが、インフラサービスという技術の世界に加わることで、ユーザー視点に立った、より使いやすく、そして安心できるサービスが生まれていくでしょう。
SmartRelease Uの進化、そして深沢さんの今後の活躍に、ぜひご期待ください。